[レポート] Alexa はどこにでも。AVSが開くAlexa Enabled なライフスタイル #alexaday2018 #jawsug
はじめに
本記事は Alexa Day 2018 のセッション「Alexa はどこにでも。AVSが開くAlexa Enabled なライフスタイル」のレポートです。
スピーカー
概要
スライド
公開されたスライドはこちらです。
レポート
デバイス作りはもっと簡単に
- デバイスを作ろうと思ったときにどうするか?
- AVS Device SDK を使うのが良い
- GitHubのREADMEは丁寧に書かれてる
- サンプルを落としてきて、すぐに試してみるのが吉!
- なぜ AVS Device SDKを使ったほうが良いのか?
- AVS Device SDKを使わなくても、作ろうと思えば作れる。ただ大変。
- デバイス側でのコントロールするには、考えることがたくさんある。
- Amazon のレギュレーションに準拠しているか
- チャネル制御
- インタラプション(例:音楽再生中に Alexa の呼びかけに反応する)
- などなど。。
- AVS Device SDK は、これらの面倒なところが楽になるようにラップされている。
- Sample App読んでみる
- コメントも丁寧なので、コードを読んでみるとデバイスの連携部分の理解が深まる。
- 例)オーディオデータをどうやってデバイスに渡すのかなど
- Device Tool kit
- ヘッドホン、時計などのデバイスと連携するための Toole Kit も出てきている
- Go to "code" less
- コードすら書く必要がない時代がやってきている
- AVS Device SDK を使うのが良い
Alexa Enabled デバイスはチャンス
- Alexa Enabled デバイスを検索すると、現在、209件みつかる(本家Amazon.comでも209しかない)
- ほとんどがスピーカー、次に時計、電話、Hub、その他
- スキルは 30,000以上あるが、Alexa Device は出始めたばかり
- レギュレーションが厳しいというのもあるかもしれないが、現時点でのライバルは少ない
- Alexa Enabled の一例
- 照明にAlexa
- Echo show よりも軽くて薄いデバイス
- 壁掛けもできるよ!
- Alexa 搭載のイヤホン
- カメラ付きEcho
- ロボット(顔認識機能つき)
- 温度計
- Echo は Amazon.com だと技適の問題でshipしてくれないけど、Alexa Enabledデバイスはshipしてくれる。手に入りやすい。
VUI とデバイス
- 音声ユーザーインターフェース(VUI)
- ホテルの予約のユースケースを想定する
- ざっと考えただけで予約を完了するまでに10回くらいインテントが必要。
- y = 20x
- 1つのインテントに対して、想定する発話の推奨数(Amazon推奨)
- ホテルの例だと、10インテント*20=200の発話を考えることが推奨される
- そんな複雑なことできない
- Alexa ask Capital One
- アメリカの地方銀行。残高照明、振込などをAlexaで実行できる
- およそ20万の発話を想定している。
- Alexa ask Capital One
- シンプルな発話がいい
- スターバックス スキルは良い例
- よく頼むものを、もう1度注文するだけのスキル
- なるべくシンプルに!
- スターバックス スキルは良い例
- 利用シーンが限定されているデバイスと相性がよい
- たとば電気のスイッチは、「電気をつける」「電気を消す」ことだけ
- Alexa Enaled なデバイスは、利用シーンが限定的なところで活きる
Alexa Enabled Device で何が変わる未来
- Alexa + TV
- いまはテレビの横にAlexaがあるけど、そもそもTVに埋め込んでしまう
- Alexa + Car
- 手が使えない状態で、ナビ、オーディオ、空調の調停
- Alexa + Kitchen
- LGがAlexa 搭載の冷蔵庫を発表している
- レシピを喋るまな板 とかもあった
- 調理器具(調理温度の調整など)
- Alexa + Outside
- ジョギングのときに使えるスポーツ用イヤホン
- Alexa + Bedroom
- Echo Spot(Amazon純正)
Gadgets(ガジェット)
- Alexa Gadgets
- Alexaをデバイスにいれるだけでなく、何か別のデバイスと連携させるデバイスが出てきている
- Echo ボタンなど
まとめ
- Alexa Enabled デバイスまだ、209個しかない!ライバルはまだ少ない。
- 今後、いろんなところにAlexaが導入される。
- これから起きる変化を楽しもう!!
所感
「Go to "code" less」というメッセージがすごく印象的だった。誰もが自分の目的にあわせて、ドラッグ&ドロップくらいの感覚でスキルを作れる日も近いかもしれない。うちのチビたちが小学生になるころには、夏休みの工作でスキルを作る。そんな時代になってるかもしれませんね。以上、丸毛でした!